ビデオセキュリティ協会発足に際して

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監視カメラという言葉が一般的になって30年近く経過したと思います、業務用ビデオレコーダーが発売されてもうすぐ50年となります。そして今やビデオレコーダーやビデオカメラが放送局で使用されるものではなくなり、一般家庭でもボタンを2つ押すと直ぐに高画質の記録が出来る時代になりました。

そもそも日本では、1980年台までは水と安全は“タダ”と言われていました。会社の扉は昼間は開いているのが普通でした。それがどうでしょう、安全神話はすっかり消えてしまい、今では他の国と同様に水はガソリンと大差ない金額となってしまいましたし、扉は常時施錠され閉まっています。監視カメラもたくさん設置しなければいけない様になってしまいました。

フィジカルセキュリティに従事する人達は爆発的に増え、オフィス街を歩けば首にIDカードをぶら下げる人達が普通になっていますし、街中のいたる所に監視カメラが設置されていて、重大な犯罪が起きれば監視カメラの画像がその解決に大きな力を発揮するようになり、今や監視カメラは無くてはならない物になっています。

そんな中、販売される機器は高価なものから廉価なものまで多種多様、設置方法も目を避けたくなるような施工からプロの仕事まで、これまた多種多様。当然、機器の設定や運用もまちまちです。

監視カメラ業界では過去に安い金額でたくさん売って、機器のトラブルで会社が潰れることも実際にありました。ビデオサーベイランス(監視カメラ)業界はある程度成熟してきましたが、より良い未来のためにも一所懸命働く真面目な人のためにも、これからは給与水準の高い業界にしなければいけないと思います。そのためは、高いスキルで仕事をする人達が報われる業界を作る必要があります。そして、高いスキルを身につけなければいけないとしたら、どの様に学べば良いのか? 何処で学べば良いのか? 何らかの基準が必要ではないでしょうか? 先人達の作った協会もありますが、ビデオセキュリティに特化したものではありません。資格を持っていても、今や持っていることがメリットになっていないという事情もあります。

このような状況を踏まえ、われわれ有志はビデオサーベイランスシステム(監視カメラシステム)に特化した専門家の養成を通して業界全体のスキルアップを図り、安全安心社会実現のための一助になるべくビデオセキュリティ協会を設立しました。今後は、資格認定試験制度や各種研修会等の活動により、専門家の育成、専門家のレベル維持を図っていく予定です。

30年以上、フィジカルセキュリティ業界に身を置き生業とさせていただいたことを感謝し、今後は後身のためにも役立ちたいと考えております。ビデオセキュリティ従事者が誇りをもって仕事のできる業界にするために、ビデオセキュリティの専門家・従事者のための協会にしたいと考えております。一人でも多くの賛同者にご入会頂き、真に価値のある資格制度を作り、真面目な人が損をしない業界にして行きたいと考えておりますので、ぜひ皆様のご支援、ご指導、ご鞭撻、ご協力をお願い致します。そして、皆様と一緒に安全安心な日本のために頑張っていきましょう。

 

2018年8月

一般社団法人ビデオセキュリティ協会
理事長  住谷 健

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